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温楽空間 こころとからだを温める隠れ家サロンをオープンする予定です


by naonaogon
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小谷博子さんのトークショー

小谷博子さんの主催したトークショー(「自分らしいお産って? 〜医療者のホンネを教えて!〜」)に行ってきました。生後一ヶ月になる三男を連れて(^^)。なかなか楽しかったですよ。最後のハワイアンフラダンスはとても素晴らしく、ちょっとした気分転換になりました。

第一部のトークショーは、産科医の進 純郎先生と小谷博子さんのお話です。小谷博子さん自身の出産経験のお話を交えながら、いま、産科医が減少している実態や医療者側の事情や病院選び(出産方法の選び方)などが、進先生と小谷さんの対話という形で講演されました。

出産できる産婦人科病院が減っているとはいえ、東京はまだまだいい方らしく、たとえば進先生の奥様のご実家である岩手県などはもっと悲惨な状況とのことです。やはり今後は、正常分娩できる出産を助産師が、医療を必要とする分娩は病院で医者が、という役割分担が必要になってくるのではないか、とのお話でした。

その昔、進先生は会陰切開のエキスパートだったらしく、2日目にはもうキレイになおるという切開方法を編み出したそうです。それは「会陰正中三段切開縫合法」というそうですが、それを広めようと本を出版されました。本は売れたそうですが、進先生のように会陰切開をうまくできる人はいなかったそうです。

WHOの出産科学技術についての勧告が1985年に出されました。そこには
「18.会陰切開を慣例的に行うことは,正当ではありません.他の方法による会陰部の保護が検討され,行われるべきです.」
とあります。病院での会陰切開はこれを機に少しずつ減っていったとのことです。
(でも、わたしが長女を出産した2000年、わたしが出産した個人のクリニックでは会陰切開をするのが普通というようなところだったなぁ。。。)

進先生も会陰切開はしないようになったとのことでした。
葛飾赤十字産院はフリースタイルで出産ができるところらしく、分娩台での出産や会陰切開を望まない人にとってはお勧めの病院のようです。

病院の選び方についてもお話がありましたが、どこがいいのかということは、実際、診察を受けてみるとか、自分の希望をお話してみるとか、あとは口コミなどで判断するしかない、とのことでした。

自然分娩がよくて、帝王切開はあまりよくない、といわれるが、進先生はどう思われますか?との質問に対して、進先生は、出産がゴールではなく、そこからが育児のスタートです。父親は父性で子どもに善悪を教え、ときには厳しくしつけることが必要ですね。悪いことをしたら子どもをたたいていいんです、ただし、たたくときはお尻をたたいてください、たくさん肉がついてますから。(笑)そして母親は母性の愛情でやさしくしてあげてください。と熱く語っていらっしゃいました。

第二部は〜授乳服やスリングの紹介〜で、わたしも愛用しているモーハウスの授乳服が紹介されていました。もちろん、この日、わたしもモーハウスで買った授乳服(+スリング)を着ていき、講演会の途中で授乳をしました。

第三部では、「だから女はやめられない!〜出産・育児の経験を生かして、私らしい人生を送ろう〜」と題して、「モーハウス」代表の女性起業家の光畑 由佳さんと小谷博子さんのトークショーでした。授乳服ができた経緯についてお話されていました。自分が困ったことを解決しようとし、それを広めていく、言葉でいってしまえば簡単ですが、それを続けてやっていくというのは情熱がいることだと思います。わたしも起業する覚悟と情熱がもっと必要だなと思いました。

プロダンサーの藤原惠子さんによるハワイアンフラダンスショーは本当に素晴らしいものでした。ダンスが素晴らしいのはもちろんなのですが、あの笑顔に本当に癒されました。やはり笑顔は幸せを呼ぶんだなーと思います。わたしも笑顔を大切に、笑顔のすてきな人になりたいですね。
by naonaogon | 2007-10-01 15:34 | 外出