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温楽空間 こころとからだを温める隠れ家サロンをオープンする予定です


by naonaogon
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ファザーリング・フェスタに参加

先日、ファザーリング・ジャパンが開催する「ファザーリング・フェスタ」に参加しました。

保育の依頼は事前に申込できるとのことでしたが、とくにその必要性もないかなと申込せず、4人の子どもたちを連れていきました。

第一部はフォーラムなので、こどもたちが退屈するかもしれない(とくに長男が「はやくかえろうよぉ〜!」と言い出したら始末に負えない(^^;))、大丈夫かな、とちょっぴり心配でした。三男はまだ三ヶ月なので、おっぱいをのませていればなんとかなりますが、上三人は・・・。

予定開催時刻5分くらい前に席について、ほっと一息つきました。ちょっと見渡すと、子連れはほとんどいませんでした。みなさん保育を頼んでいるのかしら??それとも単独でご参加かしらん?フォーラムに子連れなんてちょっと場違い??(第二部と第三部は子どもたちが思う存分楽しめるであろうプログラムだったので)と、内心冷や汗をかいたりして。

プロジェクターを通して映っているスクリーンを見て、次男は「あ、えいがだ!(^-^)(次男おとくいの笑顔でニコニコ)」「今日は、えいがじゃなくてお話なの」と言ったら「ふーん、ちょっかぁ」と、納得したふうの返事をしたと思ってましたが、しばらくして、「ねぇねぇ、えいが、まだはじまらないのぉ?」と。いや、だから、映画じゃないんだってば、今日は。

だんながこどもたちに「お話がつまらなかったら外に出ていていいよ、でもあまり遠くにいっちゃだめだよ」と予防のI(アイ)メッセージを伝えました。ま、長女(小2)がいるし、なんとかなるだろう、とやや楽観的に思えるようになっていました。はじまってから20分もたってなかったでしょうか。3人はホールの外に出るといって席を立ちました。

それからしばらくしてからファザーリング・ジャパンのスタッフの方が近づいてくるので、どうしたのか、と一瞬不安に思いましたが、「お子さんたちは、折り紙で遊んでいますので、ご安心ください」とわざわざ教えてくれました。ほっとしたものの、保育を申込していなかったのに、スタッフの方にお世話になって申し訳ないなぁ、と思いながら、フォーラムのお話を聞いていました。

育児休暇だけでなく、これからの大介護時代を見据えた企業のワークライフバランスの取り組みや保育士を目指そうと頑張っている若者たちの考え方や父親(あるいはその家族が)地域社会とどう関わっていくか、ヨーロッパ諸国と比べてダントツトップの長時間労働の国・日本の課題についてなどなど、フォーラムのパネラーの方々のお話は非常に興味深いものでした。

小室淑恵さんの経営する㈱ワーク・ライフバランスは残業がない(小室社長自身が保育園に子どもを迎えに行かないといけないため、終業は6時、社長が6時で帰るので、他の社員ももちろん同時に帰らなければならない)と聞いて、すばらしい!そういうふうにできることに感心したり、いやむしろ残業しないのは、本来であればそれが正常なことなんだよな、と思ってみたり。元保育士の小崎恭弘さんは、ときには家の中でテントを張ったりするなど、こどもたちと遊びの中でいろんな生活を楽しんでいる、というのを聞いて驚きながらも子どもにとっては、さぞ楽しい家庭なんだろうなぁ、と想像したり。ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さんは、安藤さん曰く「つまらない」部長研修を途中で受講せず(部長になるためにこの会社に入って仕事をしているわけではない)、始末書を書いて研修免除にしてもらったことがあるなど、いや、なかなかつわものですねー。

子どもたちをほったらかして、フォーラムを楽しませていただきました。

第二部ではおもちゃ作りをして遊びました。ストローを細かく切ってポップコーンに見立てて遊ぶおもちゃは、家の中で遊ばれると、散らかって大変やなぁ、と大人にとってはあまり歓迎されないおもちゃなのですけど、もう一つの折り紙と割り箸で作るおもちゃは実に簡単でいて、なかなか楽しいおもちゃだと感心しました。家に帰ってきてからもこどもたちは、このおもちゃでよく遊んでいました。同じ会場でおもちゃクリニックがあったのですが、これを見落としていて残念な思いをしました。もらいものですが、うちには壊れたラジコンの飛行機があるのです。ぜひ、このおもちゃを修理してもらいたかったなぁ、と思いました。

第三部は、絵本ライブでした。パパたちが読む絵本、なかなかよかったです。保育士のけんたろうさんでしたっけ、魔法を使って子どもたちにも参加させるところ、さすがでした。そういえば、保育園でもそんなことをやっていたなと思い出しました。ちょっとしたしかけや工夫で子どもたちを喜ばせることができるんだなぁ、と思いました。絵本の台詞(?)に曲をつけての披露もあり、それもとてもすばらしかったです。個人的にいいなぁと思ったのは、『おまえうまそうだな』という絵本でした。最初は餌にして食べてしまおうとおもっていたティラノサウルスがアンキロサウルスの無垢な心に応えて不器用な優しさで包み込む、という感動的なお話でした。こどもたちにどの絵本がよかったかと聞くと、長女は『うんちっち』とのこと。で、長男と次男はというと、あまり思い出せなかったようで、つられて「ぼくも『うんちっち』!」といってました。なかなか強烈に印象が残る絵本だったようです。

ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さんのおっしゃっていた考え方、仕事か家庭かどちらを優先するのかではなく、どちらも優先して融合して楽しむという考え方には大賛成だと思いました。楽しむことって本当に大事です。そういえば、イー・ウーマンの佐々木かをりさんも親(母親からの視点なので、母親が、ですが)が楽しむことが一番とおっしゃっていたな。母親も父親も子育ても仕事もどちらも楽しんじゃうことがいいんですよね。と、口でいうのは簡単、実際は、なかなか大変だ!というときもありますが。

でも人生一度きり、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損(日本メンタルヘルス協会の衛藤先生も言ってます)」ということですよね、ハイ。

この日は、充実した一日でした。ファザーリング・フェスタの参加に誘ってくれただんなへ。どうもありがとう。
by naonaogon | 2007-11-20 11:33 | 外出